制作が発表されてから、ずっと気になってました。
別に平成仮面ライダーシリーズもほとんどみてないし、
オリジナルの漫画もTVシリーズも全くみてないけど、
普段特撮を演らない俳優さんが演じるのを観てみたいという気持ちからでした。
公開されて、ネット上では賛否両論であることを知りました。
作品観て帰ってから、Yahoo!映画等の口コミサイトを観ましたが、
アクションシーンに対して、安っぽいといった否定的な意見や、
オリジナル作品のオマージュが感じられるといった肯定的な意見もありました。
実際観てみて、オマージュとかについては、
原作みてないのでわからないですが、
迫力あってよかったと思っています。
確かに飛んでる敵が明らかに人形に見えるシーンありましたが。
また後半のトンネルでの格闘シーンは何が起こっているのかわからなかったです。
ショッカー殴ったときの血しぶきを気にする意見もありましたが、
確かに 不自然な感じを受けましたが、ライダーの残虐性を表現させるためだったのかなと思います。
本郷猛こと池松さんの演技に対しても賛否もありましたが、
確かに棒読み?というか派手な演技ではなく、抑制された感じを受けました。
多分、池松さんくらいのキャリアの人なら、
あえてこうしてるんだろうなと思いました。
内なる葛藤とかは感じ取れましたし、私はよかったと思っています。
敵であるオーグたちもそれぞれ魅力的でした。
長澤まさみさん演じるセクシーなサソリオーグ、
西野七瀬さん演じる古風な趣味で妖艶なハチオーグ、
本郷奏多くん演じる悪に振り切った感じのKKオーグが、印象にのこりました。
サソリオーグとハチオーグは人間にとどめさされてて、
「あ、人間でも怪人ころせるんだ」とおもいました。
オリジナル作品のショッカーの目的は世界征服的なことなんでしょうが、
この作品でのショッカーの創設目的は人類の幸福のようでしたが、
力を与えられた者は結局恣意的なことに力を使ったり、
常人では理解しがたい独自の考え方で人類の救済を望む者(これがエヴァみたい?)もいて、
オリジナル作品というかヒーローものにありがちな絶対悪というものがなくて、
それが現代的だなと思いました。
ラストで2号ライダーである一文字隼人が「すっきりした」と言ってましたが、
確かに最後はすっきり気分よく終わることができたような気がしますし、
続編への期待も高まりました。